深淵の大地 ウルガイア/公式ウェブサイト

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神の怒り

神の怒り
《神の怒り》

神の怒り(Divine Wrath)とは、今から16年前にウルガイアで起きた超常的な天変地異のこと。
最初の三日間は夜が明けない日が続き、その後夜明けとともに太陽が狂ったように赤く輝き、気温が異常な上昇下降を繰り返し、空には雷鳴が轟き嵐が吹き荒れ、やがて太陽が夏至点を超えさらに南へとみるみるうちに移動し、ついには南の果てに御座す神《テジャス》に飲み込まれて消え、世界が闇に閉ざされた。
嵐は止まず異常低温にも見舞われ、ウルガイア全土の人々が被災し夥しい数の死者が出たという、忌まわしい出来事である。
そして約二週間の後、突如現れた青年が祈りの力によってこの神の怒りをたった一人で鎮める。嵐はぴたりと止み太陽は再び現れてその輝きを取り戻し、正しい場所へと戻っていった。
これは《奇蹟(The Miracle)》と呼ばれ、青年イスターク・エスリアは世界を救った功績により現国王となっている。
(2025.12.30)

南天の聖火祭

南天の聖火祭
《南天の聖火祭》

南天の聖火祭(Festival of Southern Lights)とは、《光の頂点の日》の夜、太陽への感謝を込めて行われる祭りのこと。
《光の頂点の日(The Day of the Light’s Zenith)》は昼が最も長く、太陽が真上から照りつけ最も暑いとされる8月の一日で、いわゆる夏至(Solstice)にあたる日である。
半年を掛けて南下してきた太陽はこの日を境に折り返して北へと遠ざかり、やがて冬がやってくる。
暖かい季節が終わる名残惜しさと、「今年も光をありがとう」の感謝を込めて、街中で赤いランタン(去りゆく太陽の象徴)を灯すのが習わしとなっている。
グロウストンを含め特に大陸南部の各都市で少しずつ違った形で毎年行われているが、実は古くからの伝統的な祭りではなく、16年前に世界を襲った《神の怒り》事件を機に日々の暮らしを支えてくれる太陽に対する畏敬や信仰の念が国民の間に広まり、いつしか行われるようになったものである。
(2025.12.29)

スキマー

スキマー(skimmer)とは、ウルガイア世界(あるいは、グロウストンの街限定なのかも知れない)でスリ、それも特に腕の良いスリを意味する俗語。
街の治安を預かる保安官たちの間では、日常的に使われている。
ルルは、4年ほど前からグロウストンの街で《スキマー》として有名な存在であった。
(2025.12.27)

グロウストン

グロウストンの街並み
《グロウストン》

グロウストン(Glowstone)は、ウルガイア大陸の最南端近くに位置する街。
《ノトスの瞳(The Eye of Notos)》と呼ばれる湖に向かって落ちくぼむなだらかな斜面にあり、約2万人が住んでいるとされる大陸有数の大都市である。
《残光石(Afterglow Stone)》と呼ばれる光を放つ不思議な石が産出する土地で、この特産品が街に人を集め、経済的にも発展の源となった。大陸の開拓者たちの実質的な南の終着点であり、夢見る荒くれ者の多い土地柄でありながら、昔ながらの貴族の屋敷なども数多く存在する。
ルルミーシャは、この街で暮らしている。
(2026.1.8)

ウルガイア

ウルガイア(Ulgaia)は、何処かに存在する謎に満ちた地である。
ちなみに当地で使用されている言語は、英語。
文化や文明レベルなどは我々が言うところの『西洋ファンタジー世界』と呼ばれるものに近いが、魔法は無く我々の住む世界と同様にモンスターや亜人も存在しない。
また各地に点在する古代遺跡は異質さが際立ち、どこか古代ギリシア的な趣きもある。
世界の中央には大陸(島)が存在し、基本的にはこの大陸そのものをウルガイアと呼ぶ。周囲は完全に海で囲まれ、海の向こうに何があるのかは全く不明。
人の住む街は大陸のほぼ南半分のみに集中しており、約8万人が住む王都ルビースローンをはじめ、各都市合わせて約百万人の人間が住んでいると推定される。住人は白人がほとんどであるが、《ストレンジャー》と呼ばれる来訪者が大陸中央の湖《グレートインパウンド》の岸に流れ着くことがあり、そうした人々には白人以外も含まれることが多い。
気候は温暖で良好、植物も豊かな楽園だが日没が無く、日々太陽が日蝕のように欠けていき暗くなることで夜が訪れる。夜の間は欠けきった太陽が空に浮かんだまま、皆既月蝕のように赤黒い円の姿になる。また太陽はゆっくりと南北に移動して一年に一往復しており、同じ大陸内でも地域によって異なる季節が訪れるようだ。
この奇妙な太陽こそがこの世界の最大の特徴であり、また謎でもある。
気象条件が良いと東西南北・四方の彼方に、天を突く途方もなく巨大な白い《神》の姿が見られることがある。この《神》は一見すると静止しているようだが、実は季節によって少しずつ異なった姿勢に変化しており、悠久の時を生きる人智を超えた巨大な存在が緩やかに動いているものと解釈されている。誰が名付けたのか定かではないが、東の神はヴァユ(Vayu)、西の神はアパス(Apas)、南の神はテジャス(Tejas)、北の神はプリティヴィ(Prthivi)と呼ばれ、それぞれが違った姿をしている。
(2026.1.11)

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