STORY
※現在制作中の『THE LITTLE SKIMMER LULUE』のあらすじです。
第一部『リトルスキマー・ルル』
ウルガイア大陸の最南端に近い街、グロウストン。
ここでとある宝石店に住み込み、働きながら暮らす少女がいた。
少女の名は、ルル。
ある日彼女は、叔母で店主のダイナから難題を押しつけられる。
今日はこの街で最も太陽が近く、最も昼が長くなる《光の頂点》の日。
街ではこの日を祝って、《南天の聖火祭(Festival of Southern Lights)》が行われるのだ。
祭りでカゴ一杯のアクセサリーを全部売りさばくことが、叔母からルルに与えられた任務だった。
夕方になりしぶしぶ街に出るルルだったが、案の定全く売れず四苦八苦。
挙げ句、祭りを楽しむ少年少女に子供扱いされ癇癪を起こし、喧嘩してしまう始末。
そしてルルはアクセサリーを売るのを諦め、かつて本業だった《スキマー(スリ)》の技で、お金を稼ごうと決意する。
折しも、裕福そうな旅人姿のフードの男がルルの目に止まった。
ルルはなぜかその男に吸い寄せられるようにして導かれ、男の腰に下がっていた革袋を盗み取る。
しかし実はそのフードの男は、少し前から別の黒ずくめの4人組につけ狙われていた。
4人組は、ルルが男から革袋をスリ取ったのを見てほくそ笑み、その革袋を奪うべくルルを襲う。
ルルは、母の形見で肌身離さず大切にしている愛用の短剣で応戦。
実は彼女は、短剣を使わせれば並ぶ者のないほどの達人であった。
だが彼らは、そのルルを凌ぐ猛者たちだった…